庭と車とSDGs

  庭は、近年時折耳にするスローライフの象徴といってよいと言えよう。また、車はその対極に在るものと捉えることができる。

  元高校教師の私の知人は、「最近は家庭などと言わず、それは家車(カシャ)と云うのが適している。」と、厳かにのたまう。

  なるほど、近頃次々と近隣に新築の家が建てられているが、敷地の一方に家を建て

道路に沿った方は全面にコンクリートを施して車を数台置けるように構えている。道沿に門や塀は無い。これでは家車と言えなくもない。

  草むしり不要、庭で遊ぶなど考えず車でどこかえ出かけるのであろう。

庭いじり、草むしり、庭遊びではGDP拡大には全く貢献しないが、ガソリンを使い遊園地などへ行けば金も使いGDPの拡大に役立つというものだ。

  日本では、そのような生活をしているのは比較的若い世代かな、世界中の若い世代や、子育て中の世代がGDP拡大に貢献できるような生活をすれば、地球はどうなっていくのか。環境は、資源はーーーー。

  その様に考えて「SDGs」は発想されたのだろうか。